【初得点!】
<2007年5月17日団長日記より>
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ミニバスケをしている小学4年生の娘。
2年生の頃からやっているが、いつまでもボールを怖がり、パスもまともに受け取れない子…と、思っていたら…
こないだの週末、地元ローカルなカップ戦が2試合行われた。
まだ、娘は4年生になったばかりやし、まだまだ下手くそやと思い込んでいたから、ベンチウォーマーだと思っていた。
でもとりあえず観に行ってみた。
えっ!?いきなりスタメン!?
でもまあ、人数不足の女子バスケ部存続の危機すらある状態だから、出られるのか…。
しかし…そのあともビックリした。
ゲーム開始早々ドリブルで二人抜きでシュート!??
ドリブルも右から左手に切り替える小技も入れたカットイン!!??
レイアップのフォームはおれより綺麗!!!???
気持ちの整理もないまま、初出場でいきなり初得点かいっ!
さすがにゲームの流れは上級生が引っ張っているが、その後も自分にボールが廻ってきたり、リバウンド獲得すると積極的にシュートを狙う姿勢がビンビン! もちろん、技術レベルはまだまだ酷いが…向かっていく姿勢がイイ
ほいで2本目のシュートチャンスでは、ファールを貰って、フリースロー。
2本とも、ノータッチで“シュパッ”って決めやがった。。。
この日撮ったビデオは我が家では永久保存版やな…
せやけど…大いに喜んだベンチ監督の方を向かず、おれでもなく…こういう時の娘というのは、必ず母親を探すんやね…。
カミさんに向かって満面の笑み。
もちろん、途中交代もあったり、アシストパスを出す余裕がないなど、期待するレベルを10とすると、まだまだ2~3レベルとは言え…いつの間にレベルアップしてたんやろ…。
2試合とも勝ったことよりも…とにかく一番大切な「攻める気持ち」が全面に出ていたのがマル!
それと…2試合とも、コート内の10名で、一番コートを走り回っていたのが、メチャメチャ二重マル!!
何よりも、家では見せたことのない真剣な表情で…しかも愉しそう!
2年生の秋に、bjリーグプロ観戦で感動して以来、ホンマに好きになってたんやな~バスケットボール。。。ちょっと感動した
試合後に「おまえ、すごい運動量やな~」と褒めたら…
「父ちゃん、私、走るの遅いやろ?せやし、せめて一歩目から誰よりも最初に走り出して、誰よりも最初にディフェンスも戻りたいし、速攻の時は、誰よりも最初に走り出しておかなアカンねん…」
すげっ…「コーチにそう習ったんか?」と聞くと…
「いや…いつも、練習中から“遅い!遅い!”って、みんなが注意されてるし、足が遅い自分の弱点は、自分で補うしかないやんか。」
こいつ…バスケは、下手でもセンスなくても、好きだったら少しは上手くなるっていう一番大事なことを解っているのかもしれへん。。。
もう…ここまでくると…花マル!!!!
好きであることが前提で、上手くなりたいという意識が強いと…工夫まで生まれるんやね…。
好きこそものの上手なれを地で行くタイプか?
言われてやるのではなく、気付いて実践する能力って…それを引き出す「憧れ」とか「夢」の力は、子供にはとても大切やと思うよ。
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